私がバランスシートを信用しない理由

投資手法
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以前、銘柄の選定方法を公開した際に、
貸借対照表(バランスシート)をアテにしていないとお話しました。

今日はなぜ私がバランスシートを軽視しているのかをお話します。
結論から言うと、バランスシートは粉飾や損失隠しをしても我々には分からないからです。

んん?それってお前に決算書を読み解く実力が無いからじゃないの?

…まぁ、それは多分に否定出来ないですが、バランスシートについては
「分からないように」会社がでっち上げる事ができるんです。

やられやすい項目を順番に見ていきましょう。

受取手形、売掛金

これは不良債権の隠し場所として使われます。
会社が持っている債権は、通常は営業活動の中で次々と改修されていきます。
例えば、、、商品を売却→お客さんから手形をもらう→期日に入金されるということです。

しかし、ビジネスというものはそう上手くはいかなくて、相手先の事情により長期的に回収が遅れることがあります。
「今現金が無いからちょっと待って」とかね。

これが、少し待って払われるのであれば問題ないですが、
たいてい資金がショートした会社はお金を払わずに夜逃げしてしまうことも多いです。

これが不良債権となります。

受取手形、売掛金には「もらえるアテのないお金」が計上されていることがあります。
下手をしたら、受取手形、売掛金の全部が回収出来なかったりしてね・・・

棚卸資産

これは滞留在庫ですね。
商品や製品の中には時として売れ残ってしまう物があります。
流行が過ぎてしまったり、ただ単に消費者に受け入れられなかったり。
こういった不良在庫は資産としてカウント出来ないですよね?
でも会社が資産と言い張ったら資産なんです。

1000円の売れ残りTシャツを年末セールで100円で売ろうと思っていても、
定価1000円だから1000円分の資産と言い張れるんです。

有価証券

これは保有している株式の含み損隠しに使われます。
投資をしている皆さんはピンと来るかも知れませんが、
株を持っていると含み損ってどうしても出てきますよね。
ただ、会社の場合は、含み損を認めたくないから、
買った時の時価をそのまま引きずっている会社もあるんです。
最近は「時価会計」の導入により含み損も計上するようになりましたが、
未上場のゆるい会社は「取得原価主義」で会計しているところもありますので、
注意が必要です。

有価証券、現金(定期預金)

これは借入金の担保に使われている場合があります。

例えば銀行からの借り入れの際に、子会社の株を担保に入れていたとしましょう。
万が一現金が必要になった際は、この株は担保にしているので売れませんよね?
そうなんです、自分の資産としては使えないんですね。

有価証券や現金は流動資産(換金性が高い)だから安心と思っていると、
意外と首が回らない状況であったりします。

今日はそんなカンジです。

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